結婚式参列時の髪型とマナー|やってはいけないNGヘアとは?
結婚式に参列する際、服装や持ち物に気を配る人は多いものの、実は「髪型」にもマナーがあるのをご存知でしょうか。
フォーマルな場にふさわしい髪型は、大人女性としての品格を表し、周囲にも好印象を与える大切な要素です。
さらに、「花嫁より目立たないようにしたい」「年齢や立場にふさわしいスタイルがわからない」など、参列者には考慮すべき髪型のマナーが多々あります。
この記事では、ヘアセット専門店 8080(はればれ)ヘアメイクサロンの現役ヘアメイクによる監修のもと、見た目だけでなく、“立場・背景・会場との調和”といった視点も踏まえて、大人女性にふさわしい髪型選びをお届けします。
参列者の髪型マナーとは
結婚式に参列する際は、参列者として髪型のマナーを守ることが大切です。
ここからは注意したいポイントをご紹介します。
花嫁と被るアレンジはNG!
結婚式で最も避けたいのは、花嫁と被ってしまうヘアアレンジです。
ゲストとして参列する立場である以上、華やかでありながらも控えめな印象を大切にすることがマナーの基本となります。なかでも、結婚式にふさわしくないとされる代表的な髪型やアイテムには注意が必要です。
具体的には、以下のようなスタイルがあげられます。
- 白系カラーの花飾り
- 生花を使ったヘアアレンジ
- ティアラ風のアップスタイル
- ボリュームを出しすぎた髪型
- 乱れたヘアスタイル
- ストリートファッションやスポーティーな印象を与える髪型
髪がロングの場合、巻きおろすだけはNGです。髪を下ろす場合は、ハーフアップにしましょう。
花嫁より目立たないようにするのはもちろんのこと、何もしない、巻きおろしヘアのみは失礼にあたる可能性もあるので気をつけましょう。
特に、ボリュームや高さを出しすぎたスタイルは、“花嫁っぽさ”が出てしまい、悪目立ちする可能性があります。
SNSで人気のスタイルであっても、実際の式場では「浮いてしまう」こともあるため、ゲストとしては『控えめに美しく』が基本と覚えておきましょう。
身だしなみやヘアアクセサリーの注意点
髪型と同じくらい重要なのが、身だしなみのマナーです。
ヘアアクセサリーは、どんなに髪型が上品でも、装飾が派手すぎると全体の印象を損なってしまうことがあります。ヘアアクセサリーなどの装飾アイテムは、華やかさを引き立てる反面、選び方を誤ると“場にふさわしくない”と感じられてしまうこともあるので注意が必要です。特に以下のようなアイテムは、結婚式のフォーマルな場では避けたほうがよいでしょう。
- スパンコールやラメなど輝きが強すぎるアイテム
- 大きいカチューシャなどの目立つ装飾
- ゴールド系で過度に華やかなデザイン
- 大きなリボンや、過剰に飾り立てたアクセサリー
- カジュアルすぎる素材のもの
- 白の服装や素材のもの
- 真っ黒すぎる服装や黒のアクセサリー
- 大きなパールや小さなダイヤモンドのピアス・ブレスレット
- 大きめのアクセや派手なものはNG
身だしなみは、色使いとデザインが重要です。
基本的にアクセサリーはつけすぎず、控えめにすると品よくまとまります。黒やネイビー、パステルカラー、ゴールドの落ち着いた色味が上品で好印象となるでしょう。
和装・洋装どちらでも安心して使えるのは、パール・くすみカラー・メタル系の落ち着いたアクセサリーです。また、歩くたびに音が鳴る、動くたびにズレやすいものは避けたほうが無難でしょう。
このような参列者としてのマナーを守ることで、より素敵な時間を過ごすことができます。
【関連記事】
控えめで崩れにくいアクセの例は、以下の記事でご紹介しています。
現在準備中です
また、”⑫【ヘアセットが崩れたらどうする?】部分別応急処置マニュアルもご参考いただけます。
現在準備中です
年齢や立場にあった清潔感ある髪型とは
結婚式というフォーマルな場では、年齢や立場にふさわしい髪型を選ぶことも大切なマナーです。若々しさや華やかさだけでなく、落ち着きや清潔感があるかどうかも印象を左右します。
特に親族や上司・年配のゲストと同席する場合は、その場に調和する装いが求められます。自分の年代や立場を踏まえたうえで、控えめで品のあるスタイルを心がけましょう。
以下におすすめの一例をご紹介します。
- 20代
編み下ろしやルーズシニヨンなど、トレンド感のあるアレンジもOK - 30〜40代
落ち着いたアップスタイルやまとめ髪が好印象 - 既婚女性・親族
控えめで上品なスタイルをベースにアレンジ
特に清潔感は、毛流れ・後れ毛・浮き毛の整え方で印象が大きく変わります。
忙しい朝でも手を抜かず、フォーマルなシーンにふさわしく仕上げるのがマナーです。
スタイル選びに悩んだら、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
⑥ 髪型で悩むあなたに|おすすめヘアスタイル10選
現在準備中です
式場や地域によるマナーの違いもある?
結婚式のヘアスタイルには、個人の年齢や立場だけでなく、会場の格式や地域性といった外的な要素も影響します。場の雰囲気にあわせた髪型選びは、マナーとしてもおしゃれとしても大切なポイントです。
たとえば、以下の点に注意するとよいでしょう。
- ホテルウェディング
フォーマルで格式あるスタイルが求められる - レストランやガーデン
ややカジュアルでもOK、ただし崩れすぎないように注意する - 地域性
親族が多く参列する地域では、きっちり感がより重要視される - 気候
雨や風が強い地域では、ホールド力のある髪型が安心
式場の雰囲気にあわせてテイストを調整するのも、マナーであり、おしゃれの楽しみ方でもあります。
現役ヘアメイクに聞いた「避けたほうがいいスタイル」
ヘアセット専門店 8080(はればれ)のヘアメイクスタッフにアンケートを実施し、実際の現場で感じた“避けたほうがよいスタイル”についてまとめました。結婚式は、おしゃれに見せたい一方で、参列者としてふさわしくないとされる髪型も少なくありません。ここでは、プロの目線で見た具体的なNG例をご紹介します。髪型選びに迷った際の参考にしてみてください。
- 盛りすぎたシニヨン
- リボンを大量に使ったアレンジ
- 巻き下ろしでボリュームが出すぎるスタイル
かわいさよりも、“上品できれいな印象”を軸にすると間違いありません。
サロンのスタッフに伝える際は、以下のような情報もセットで共有するとスムーズです。
- 「参列者用」「挙式から参加」「二次会のみ」などの参加形態
- 「新婦と被らないようにしたい」「親族が多め」などの背景や希望
このように伝えることで、サロンのスタッフもイメージがしやすく、より的確なスタイルを提案できます。
スタイル相談のコツは、以下の記事で詳しく解説しています。
⑤ 美容室とヘアセット専門店の違いとは?
現在準備中です
TPOにあわせた髪型選びで、大人の品格を
髪型のマナーを意識することは、単に見た目を整えるだけではなく、大切な人を祝う気持ちをカタチにすることでもあります。参列者としてふさわしい装いとは、主役である花嫁を引き立てつつ、場の雰囲気を壊さない“控えめな美しさ”を意識したものとなるでしょう。
特に、髪型にTPOを反映させることは、大人女性としての品格をさりげなく表現する一歩です。
「花嫁と被らない」「派手すぎない」「清潔感がある」という基本をおさえながら、年齢・立場・式場の雰囲気に調和するスタイルを選ぶことで、周囲への配慮が自然と伝わります。あなたらしい上品なスタイルで、大切な一日を心から楽しんでください。
また、不安なときは、プロの力を借りてみるのもひとつの選択肢です。
ヘアセット専門店 8080(はればれ)では、マナーとトレンドを調和した、おひとりおひとりに似合う髪型をご提案しています。丁寧にヒアリングをおこない、ご希望のヘアスタイルの実現を目指します。馬車道・みなとみらいエリアで結婚式に参列する際は、ぜひヘアセット専門店 8080(はればれ)をご利用ください。