
【洋装・和装で違う?】服装にあわせたヘアセットの考え方
結婚式に参列する際、衣装とあわせたヘアセット選びは非常に重要です。しかし「どんな髪型が自分に似合うのか」や「和装と洋装でどう違うのか」がわからないと、イメージがまとまらず、具体的な髪型を決めるのは難しいでしょう。特に、洋装にふさわしいスタイルはどんなものか、和装にあわせた髪型の選び方などは、簡単に決められるものではありません。
この記事では、「服装にあう髪型がわからない」「セルフでどこまで対応できるのか悩んでいる」といった人々に向けて、ヘアセット専門店 8080(はればれ)のヘアメイク監修のもと、洋装と和装のヘアセットのポイントを詳しく解説します。
【洋装】ドレスの襟ぐりや素材に注目!バランスのよいスタイルとは?
洋装は、ドレスのデザインにあわせてヘアスタイルを選ぶのがおすすめです。
以下でご紹介する3点を参考に、ドレスの襟ぐりやネックライン、素材などを考慮したスタイルを検討してみましょう。
襟ぐりや背中が空いているドレス
襟ぐりや背中が開いているドレスには、アップスタイルやシニヨンがおすすめです。
背中や肩を美しく見せるために、髪をすっきりまとめたスタイルがよいでしょう。シンプルな髪型に華やかなアクセサリーを加えると、全体のバランスが取りやすいです。ただし、露出が大きいデザインの場合、アップスタイルにすると肌の露出が高すぎてしまうこともあるので注意しましょう。その場合は、巻きおろしやハーフアップにして肌が見える部分を控えめにするなどし、上品さを保てるバランスを重視しましょう。
ハイネックやレース素材のドレス
ハイネックのドレスには、巻きおろしやハーフアップが好相性です。
レース素材にまとめ髪まとめ髪をあわせると、かしこまりすぎない抜け感が出せるので、今っぽさを演出できます。ドレスや小物とヘアセットに使うアクセサリーの素材感をリンクさせることで、季節感のあるコーディネートもしやすいです。華やかでありながらも、上品さが保たれるスタイルを目指しましょう。
ドレスとのバランスを考慮する
ドレスの素材・光沢・ボリューム感を意識して、髪型の重さを調整しましょう。
たとえば、フリルやチュールなどが付いていてボリューム感のあるドレスには、髪型やヘアアクセサリーを控えめにまとめることで、バランスが取れます。反対に、装飾の少ないシンプルなドレスの場合は、ゆるふわ巻きなどボリューム感のあるヘアスタイルがおすすめです。
わからない場合は、サロンで「ドレスにあうヘアセットがしたい」とオーダーしてみましょう。プロの技術であなたの雰囲気やドレスとあう髪型を叶えてくれますよ。
【和装】着物・振袖・訪問着に似合う定番ヘアと応用編
和装は、まとめ髪が基本です。着物の襟をきれいに見せるヘアセットが好まれます。
さらに、着物の柄や四季にあわせてヘアアレンジを選ぶのがおすすめです。年齢にあわせてまとめ髪の雰囲気も調整してみましょう。
定番:夜会巻き、面スタイル、低めシニヨン
和装には、うなじや襟足が見えるアップスタイルが基本です。
伝統的な「夜会巻き」や、顔周りをきれいにまとめた「面スタイル」、低めシニヨンが、落ち着きと品位を保ちながら、着物を引き立てます。
応用編:玉ねぎヘア+水引、和モダンアレンジなど個性派も増加中
和装でもトレンド感をいれることで、今どきの素敵な装いにできます。
たとえば、玉ねぎヘアに水引を加えたスタイルや、和モダンアレンジなどが人気です。個性を演出しつつ、和装の美しさを損なわないよう工夫してみましょう。
和装専用の髪飾りを使う
和装には金箔やつまみ細工など、和装専用の髪飾りを使うと一層映えます。ただし、華美になりすぎたり、花嫁のヘアアクセサリーと被るようなデザインは避けましょう。ゲストとして和装にあったアクセサリーを選ぶことで、より一層上品さが引き立ちます。以下の記事では、参列者としての髪型のマナーについて解説しています。ドレスにあうヘアスタイル選びのヒントとしてお役立てください。
【関連記事リンク】
⑨結婚式参列時の髪型とマナー|やってはいけないNGヘアとは?
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背丈・体型・首の長さも実は重要な判断基準
ドレスの色やデザインに加え、自分の体型や首の長さを考慮した髪型にすることで、さらに魅力を引き出すことにつながります。
以下に一例をまとめましたのでご参考ください。
【気になる部分をカバーするヘアセット一例※】
カバーしたい部分やお悩み | ポイント | 改善点 |
小柄な人 | ボリュームがありすぎるとバランスが崩れる | タイトめヘアスタイルが似合う |
首が短い | アップスタイルでネックラインをすっきり見せる | 高めの位置でまとめる |
肩幅が広い | 髪を下ろすと全体の重心が下がる | 髪を下ろして自然にまとまる |
※ ヘアセット専門店 8080(はればれ)調べ(2025年6月現在)
ここで覚えておいていただきたいのが、自分ではお悩みと思っている部分が必ずしもマイナス部分になるわけではないということです。客観的に見ると、それがチャームポイントとなることもあります。とはいえ、気になる部分をカバーするヘアセットはセルフだと難しいものです。サロンであれば、プロのヘアメイクさんが上手に引き算・足し算をし、バランスよくまとめてくれるのでぜひ相談してみてください。
事前に相談するのもおすすめ
結婚式の参列には、“ふさわしい髪型”をしていくことが大切です。
ヘアセットをする前には、必ず、新郎新婦との関係性や、身につけるドレス・小物・ヘアアクセサリーなどをサロンの担当者に見せて、全体の雰囲気を伝えるようにしましょう。
また、自分の希望や気持ちを伝えることも忘れてはいけません。「会社の上司の結婚式なのでふさわしいスタイルにしたい」「着物だけど、今っぽくしたい」など、イメージを共有することで、ヘアメイクさんとの認識をすりあわせていくことができます。具体的な髪型だけでなく、全体的に「どう見せたいか」も伝えるようにしましょう。
「なかなかヘアスタイルが決められない」「当日きちんとオーダーできるか不安」という人は、予約時に相談する時間を長めに確保したいことを伝えてみてください。以下の記事では、サロンへの相談方法をご紹介しています。
【関連記事リンク】
⑳”【結婚式の参列ヘア】髪型に悩むあなたへ|サロンへの相談方法
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アクセの有無で見え方が激変するポイント
ヘアアクセサリーの有無で髪型の印象は大きく変わることを留意しておきましょう。
たとえば、ヘアアクセサリーが主役となるスタイルにしたい場合、髪型を控えめにまとめることで、全体のバランスが整います。反対に、しっかりとしたカールや編み込みを多く使って髪型が主役となるスタイルには、控えめなヘアアクセサリーを使用することで、より調和の取れた仕上がりになります。
使いたいヘアアクセサリーがある場合は、事前にサロンに確認しておきましょう。予約時に持ち込み可能かを確認し、ヘアセットが始まる前に担当者に実物を見せておくとより安心です。こうすることで、アクセサリーを使用する前提でヘアセットをしてもらえるため、施術がスムーズに進みます。
【装いにあわせたヘアセットのポイント】
- 洋装
アクセサリーを主役にする場合、髪型は控えめにまとめるとバランスが取れます。たとえば、シンプルで落ち着いた髪型に華やかなアクセサリーを加えることで、上品で洗練された印象に仕上がります。反対に、手の込んだデザインのヘアスタイルには、控えめなヘアアクセサリーを使用してバランスを取りましょう。 - 和装
和装には、髪飾りの色数を抑えて、上品に見せることを重視しましょう。色合いとしては、シンプルなパールやゴールドなどが和装にあわせやすく人気です。これらをうまく組み合わせて、華美になりすぎず、洗練された印象を目指しましょう。 - 衣装の色と素材を考慮する
洋装と和装、どちらの場合でも、衣装のトーンにあわせてヘアアクセサリーの色や素材を選ぶことが、全体のバランスを整えるポイントです。ドレスや着物の雰囲気にあわせて、アクセサリーの色合いも統一感を持たせることが、最終的に美しい仕上がりを作ります。定番人気のパールやゴールドに加え、昨今はくすみカラーも人気です。
参列者としてのヘアアクセサリーは、正しく選ぶことが大切です。どのようなアクセサリーが結婚式にふさわしいか、きちんと理解しておくことが、マナーにもつながります。
以下の記事では、結婚式に向いているヘアアクセサリーの選び方をご紹介しています。ご参考ください。
【関連記事リンク】
⑰参列者必見!結婚式に向いているヘアアクセサリーの選び方
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“服に似合う髪型”が、美しさを最大限に引き出す
洋装と和装どちらの場合でも、ヘアセットと衣装をセットで考えることが重要です。全身の印象が大きく変わるポイントとなりますので、丁寧に組み合わせを考えてみましょう。
また、希望の髪型を叶えてくれるサロン選びも大切です。もしも迷ったときは、事前に相談できるか、親身になってアドバイスをしてくれるかなども判断基準になります。
ヘアセット専門店 8080(はればれ)は、洋装ヘアも和装ヘアも得意としています。お客様のご希望を伺い、髪型・衣装・小物のバランスも考慮しながらヘアセットさせていただきます。馬車道・みなとみらい周辺の式に参列される際は、ぜひヘアセット専門店 8080(はればれ)をご利用ください。